自然に、笑顔で、英語も、

これが心構えとして必要だと感じた。

まず、日本でいる時とそんなに変える必要なない。ナチュラルに。

外国に行ったら、突然いろんな人に話しかける性格に変わったり、
挨拶が非常に丁寧（毎回手を合わせたり）になる人が良くいるが、
それは外国でも不自然だ。
旅慣れていない「ザ・観光客」というイメージが逆にできてしまうと思う。

肩が凝らないように、自然に人と接すれば問題はない。

でも、日本と違うところも多いのは事実で、それに合わせることも大切だ。
そこで大事にしてほしいのが「笑顔」である。

欧米人もそうだが、東南アジアの人も非常に明るい性格の持ち主だ。
日本人の性格とは明らかに違う。
常に笑顔で生活しようとしているし、それができる人々なのだ。
人と目が合えば笑顔を見せてくれる。僕らも笑顔で答えよう。
笑顔が自然に出るようになれば、旅行はグッと楽しいものになるはずだ。

最後に英語。世界の共通言語は英語である。
英語が使えなくても楽しい旅行はできる！が、
英語で感情などを表現できれば、もっと深いコミュニケーションが取れるようになるだろう。
英語はできることに越したことはない。

何をもってトラブルと言うのか。

例えば、国境からシェイムリ・アップまでのバスでのお話。
バスは 5 時間で着くところを、7 時間ほどかけて夜の 10 時に到着。
到着した場所はバス会社とグルのとあるゲストハウス。
夜も遅いし、疲れ果てた旅行者を特定のホテルに泊めさせようというのだ。

「地球の歩き方」では、これをトラブルとして扱っている。
確かにトラブルかもしれない。

でも、そんなに盲目にならないでほしい。
そのホテルだって、同じバスに乗っていた人と部屋をシェアすれば、かなり安く泊まれる。
しかもそんなに悪いホテルではないのだ。

カンボジアの人はそうやって食って生きているわけだし、
僕らだって冷静に対処すれば、そんなに悪い話でもない。
（ある韓国人はマジ切れしてたらしいが…）

トラブルといっても冷静に対処すれば問題ない場合もあるので、落ち着いて旅行しよう。

日本人の女性は少し気を付けた方が良さそうだ。

カンボジア人と仲良くなり、一緒にディスコに行くという経験ができたのだが、
そこで困ったものを見てしまった。

ディスコには日本人の女の子がいて、友達と遊びに来ているみたいだった。
すごく楽しそうに踊っていたのだが、カンボジア人の男性が女の子のお尻を執拗に触り始めた。
女の子はすごく嫌がって、どっか行ってしまったのである。

タイやカンボジアで現地の人と話してみると、日本人女性に対するイメージが分かってきた。

まず、日本人の女性はすぐ性行為をすると勘違いしている。
まぁ、欧米人に対して僕らがそんなイメージを抱いているのも同じかもしれないが…。
テレビの影響とか、実際に日本人女性の旅行者がそういう事やってるからか、原因は分からないが、
とにかく日本人女性は甘く見られているのは確かである。

さらに、タイやカンボジアのような国では、女性とは結婚するまで寝ることができない。
つまり、男性は結婚しない限り、お金を出さないと性行為をできないのである。
これでは男性の性的な欲求は溜まっていく一方である。

この 2 つの要因から、日本人女性に対する期待が高まっているのである。
「彼氏いるの？」と聞かれても、必ず「いる」と答えるなど、
隙を作らないようにしたほうが良い。